フットサルの個人参加。システムや開催概要、内容について

フットサル 個人参加って何?

フットサル場の張り紙や、HPでよく見かける「個人参加フットサル」。みなさんは参加したことがありますか?何となく内容は分かるし、ちょっと興味はあるけれど実際はどんな内容なんだろうか、自分一人で参加しても大丈夫なのか、レベルはどうなの、と心配している方もいるのではないでしょうか?フットサルが好きな人、上達したい人が集まっているのであまり不安になる必要はありません。とはいっても、いきなり参加するのは勇気がいりますよね。今回はそんな「個人参加」について紹介します。まずはこれを読んでから参加してみましょう!

個人参加のフットサルとは

まずは、そもそも「個人参加のフットサル」がどんなものなのか知っておきましょう。フットサルは5人対5人で行うもので、ゲームをするには最低10人必要になります。学生でも社会人でもなかなか10人が毎週集まるのは難しいですよね。集まれても月に1~2回ではないでしょうか。また、フットサル場は1時間で1万円以上する所が多く、人数が少なければ少ないほど一人当たりの負担は大きくなります。急な仕事や用事でキャンセルが出て人数が減る可能性を考えるとそう頻繁にコートの予約をとるのは躊躇ってしまいますよね。ただ、1か月に1、2回のプレーでは身体がなまってしまう、独りでボールを蹴るのでは物足りない、もっと実践的な練習をしたいという志を持っている人も少なくないことでしょう。そんな人たちが集まって試合ができる場、それが「個人参加」なのです。多くは1回1.5時間~2時間で、参加費の相場は2時間1,000円~1,500円の間です(東京都心だと2,000円程度かかる場合もあります)。コートを借りる場合より割安に済むケースが多く、場合によってはワンコイン(500円)で開催する日や、知人を連れてきた場合は紹介特典で初回は無料、といったキャンペーンを実施しているフットサル場もあります(フットサル場としても、空いた時間を有効活用できるので費用を抑えることができる、というのが割安の仕組みです)。持ち物は普通のフットサルの時と同じく、シューズとウェアを持参すればすぐに参加することができます。

どんな人が集まるかというと、やはり「少しでも多くボールに触りたい」「上手くなりたい」という人が多いため、レベルは様々です。その日によって集まる人は変わりますし、当然レベルも変わります。フットサルの個人参加のメリットとして、「今の自分のレベルを客観視できる」ということがあります。自分のプレーがどれくらい通用するのか、何が足りないのかを確認する良い機会でもあるのです。これを「ワクワクする」と捉えられる人は楽しめると思いますが、初心者にとっては心配でしかないですよね。また、女性も申込んで当日行ってみたら男性だけだったとなったら不安ですよね。でも、安心してください。「初心者限定」「女性限定」「男女混合エンジョイ個人参加」といったように対象レベルを明記している個人参加も増えてきていますので、まずはこういった所に参加してみることをおすすめします。中には前半1時間は練習、後半1時間でゲームといったような「レッスン付き個人参加」といったプログラムもありますので、基本から教わりたい方はぜひ探してみてくださいね。

個人フットサルの開催スケジュールを調べる

個人参加のフットサルは、各フットサル場のHPもしくは、「個人参加検索サイト」でスケジュールを確認し予約することができます。大会のように土曜日、日曜日、祝日だけでなく、平日の夜に開催されています。フットサル場によっては平日昼間に開催していることもあります。基本的にはネットや電話での事前予約制となり、10人に満たない場合は中止になることもあります。10人に満たなくても開催するケースとして、たとえば9名であれば、フットサル場のスタッフが入ってゲームをすることがあります。また、8人いれば、ゴールキーパー無しで4対4でミニゲームを行う、という場合もあります。(5対5じゃないとゲームじゃないから意味がない、と思う方もいるかもしれませんが、4対4は相手にシュートを打たせないよういつもより守備への尽力が必要となり、意外と守備力強化にもなりますよ)ただ、その場合は通常参加費より割引になる等、フットサル場側も配慮してくれることもあります。また、予定が早く終わり急きょ参加できることになった人のために、「開始30分前まで予約OK」や「飛び込みもOK」のところもあります。催行可否や予約受付方法は各フットサル場により異なりますので注意事項を必ず確認してください。

個人フットサルを楽しくプレーするための「個人参加」の心得

チームメイトと参加したり、数回通って顔なじみになったりした場合をのぞき、個人参加では、基本的にはその日“初対面”の人たちとチームを組み、一定時間”チームメイト”として一緒にプレーすることになります。お互いに気持ちよくプレーできるようにいくつか心がけておいてほしいことがあります。まずは基本的なことですが「挨拶」です。同じチームになった人で集まった際には「よろしくお願いします」、最後には「ありがとうございました」、これを言うか言わないかでだいぶ印象が違います。また、時間内でずっと同じチームというケースはあまりなく、数ゲームごとにチームを組み直します。そのため、同じ人とまた同じチームでプレーする可能性も大いにあります。気持ちの良い挨拶をしておくと次に同じチームになった時はより楽しみながらプレーできますよね。

次に、「ミスを責めないこと」です。個人参加は、大会でもなければ同じレベルを目指しているチームメイトではありません。何かの出場権がかかっているわけではありません。フットサルのプレーの向上という点の共通点はありますが、本気になってプレーに注文をつける必要はまったくありません。上手い人がいたら見習えば良いし、初心者の人がいたら声を出して動きを教えてあげる、決して何かを強制しないよう注意しましょう。逆に良いプレーをした仲間には声をかけて称えましょう。また、自分のプレーに関してもプレッシャーを感じる必要はありません。気楽に楽しくプレーしましょう。

ここまでは、気持ちの良い挨拶と声かけについて、つまり「チームワーク」形成についての心得を紹介しましたが、最後に一つ個人向けの心得として「いつもと違うプレーを試してみる」ということも意識してみてください。右利きの人は左足を多用してみる、チームでは攻撃陣の人は守備を担ってみるなど、いつもと違うプレーや役割を担うことで新たな発見や苦手克服にも繋がることでしょう。前述のとおり、プレッシャーを感じる必要がなく楽しむのが個人参加の醍醐味ですので、何かを試すには絶好の機会です。ただし、これは個人技に走ってボールを持ちすぎるといったことをすすめているわけではありません。あくまでチームのいちプレーヤーとして、いつもと違う“役割”と”プレー”をしてみることをおすすめしています。

フットサルの個人参加のこと、わかっていただけましたか? 記事を読む前より、参加したいという気持ちが強くなまっているようでしたら嬉しいです。さっそく、ボアコンのフットサル場検索からお近くのフットサル場を検索して、思い切って個人参加に申し込んでみましょう!