徹底解説で世界一わかりやすいサッカーユニフォーム規定
JFAの規定の確認の必要性
チームオーダー担当 小原
「公式戦用のユニフォームを作るには、JFAのサッカーユニフォーム規定を確認してください」。これは、自分が昔所属していた社会人チームでサッカーユニフォームを作ろうとしたときに、問い合わせをした店舗の担当者から届いたメールの返信です。
そこで、自分でJFA(公益財団法人日本サッカー協会)のユニフォーム規定を読んでみましたが、呪文のようで全く内容が理解できませんでした……。間違えたら試合で着れなくなってしまうし、バランスの悪いマーキングをしてユニフォームが格好悪くなってしまうなんて、絶対に避けないといけないし……どうすればよいかと悩んだのをよく覚えています。
現在、ボアスコンプラスを運営して、ユニフォームを販売・作成する側の立場になったため、ユニフォーム規定がある程度は頭に叩き込まれました。当店のスタッフがお客様から質問を受けた際に、どうしてもわからない項目が出てくることもあります。そんな時は自分が教えることもありますが、やはり再度JFAユニフォーム規定を確認するようにしています。でも、今読んでもやっぱり思います。「これ、わかりづらい!」
そこで、このJFAのサッカーユニフォーム規定を、世界一分かりやすく解説するページを目指し、当店のマスコットキャラ・ボアゴーンが誰にでもわかるよう噛み砕いて解説しますね!
JFA(日本サッカー協会)のフットサル・サッカーユニフォーム規定について
最初に1つ、断っておく!
今から紹介するユニフォーム規定は、2017年4月13日に改正されたユニフォーム規定のことだからくれぐれも注意をしてくれ!というのも、時間が経過して、またルールが改訂される可能性もあるからな!そこは自己責任で読んでくれよー!
ただ、俺も次に改正されたらなるべく早くみんなにも教えるようにするからな!ちなみに、今までのユニフォーム規定はこんな頻度で改正されているぞ。1年ごとに改正されることもあれば2年以上空くこともある。2017年4月以降、現在に至るまで(2019年7月)、2年ちょっと改正がない状態ってことだな!
これが現在JFA公式サイトに掲載されているユニフォーム規定だ!何ページもあって小難しそうで理解するのもなかなか苦労しそうだ!
では、第1条から順番に噛み砕いて説明してくぞー!
これは俺なりの解釈で、俺なりの説明だからなー!間違ってるとか、ちょっと違うんじゃないかとか、そういうのは無しにしてくれよなー!笑
第1条 目的
本規程は、定款第50条に基づき、公益財団法人日本サッカー協会(以下「本協会」という)の加盟チ ーム(以下「チーム」という)のユニフォームに関する事項について定める。
まずは第1条。これは、冒頭の部分だから気にする必要はないぞー。契約書みたいに堅苦しい文章だから、ちょっと最初っから構えちゃうよなー! 特に中身のない内容なのでスルーして気にせずに読み進めて行こう!
第2条 ユニフォーム
- 本規程においてユニフォームとは、シャツ、ショーツ及びソックスの3点を総称したものをいう。た だし、本規程第5条及び第9条においては上記に加えてGKキャップ、GKグローブ及びキャプテンアーム バンドを含むものとする。
- 前項に定めた以外のものについては、それぞれの競技規則及び大会要項によるものとする。
第2条はユニフォームの定義だ。つまり何をもって「ユニフォーム」と呼ぶか、ここによるとユニフォームとは、
の3つを合わせたものだっていうことだぞ。どれか一つでも欠けているとユニフォームとは呼べないってことだ。一般的にはシャツだけ、シャツとパンツだけでユニフォームと呼ぶこともあるが、ソックスも含めた3点セットになって初めてユニフォームになるんだぞ。
更に、ゴールキーパーの場合は
についての規定が、そしてゲームキャプテンの
についても細かく決まりがあるんだ!
それぞれの詳しい説明は、また後で出てくるからその時に確認だ!
第3条 着用義務
チームは、公式競技会の試合においては、当該公式競技会に登録したユニフォームを着用しなければならない。
第3条、ここもそんなに気にしないで大丈夫だぞー!事前に決めてあるユニフォームをちゃんと着ろよ!ってこと。当たり前だよな!
さあ、いよいよ次からが本番だぞ!
第4条 ユニフォームの色彩
1.ユニフォームのうちシャツの色彩は、審判員が通常着用する黒色と明確に判別し得るものでなければならない。
この第4条は色についての規定だ。基本的には審判(レフェリー)のユニフォームが黒だから、審判とかぶる黒、もしくは濃い色はダメですよ!っていう意味だぞ!
あと、ポイントになるはシャツの色ってところだぞ!パンツについては、黒や濃い色でも問題ないんだぞ。
下の図を見てくれ!
審判服
ネイビーは微妙なラインです。
必ず所属リーグへの確認をお勧めしますが、当店では公式戦用としては、あまり推奨しておりません。
2.シャツの前面と背面の主たる色彩は同じでなければならない。ショーツ及びソックスの前面と背面の色彩は同じでなければならない。
ユニフォームの前と後ろの色についても規定があるんだ。前面が赤で、後ろが白とかはだめだぞーってことだな!
前が赤なら後ろも赤!前が黄色なら後ろも黄色ってことだ!これはシャツだけじゃなくて、パンツ、ソックス全てに当てはまることだな。
前も後ろも同じ色!あまり分けることは無いだろうから簡単だよな!
前も黄色で、後ろも黄色!
前と後ろの色が違う!
3.チームは、公式競技会の試合会場に正・副2組のユニフォームを持参しなければならない。
フィールドプレーヤー、ゴールキーパー、それぞれ2パターンのユニフォームが必要、つまりチームとして、以下の4つのユニフォームが必要ってことだ!ホーム&アウェイユニフォームと考えれば、プロみたいでかっこいいだろ!
フィールドプレイヤー
1.正(FP Home)
2.副(FP Away)
ゴールキーパー
3.正(GK Home)
4.副(GK Away)
たとえ、相手チームのカラーも分かっていてその日に正(Home)のユニフォームを着ると決まっていても、ちゃんと試合会場には副(Away)も持ってこないとだめだぞ!ってことだな。その理由は次に説明するぞ。
4.主審は、対戦するチームのユニフォームの色彩が類似しており判別しがたいと判断したときは、両チームの立ち会いのもとに、その試合において着用するユニフォームを決定する。
5.前項の場合、主審は、両チームの各2組のユニフォームのうちから、シャツ、ショーツ及びソックス のそれぞれについて、判別しやすい組み合わせを決定することができる。
MCM(マッチコミッショナーミーティング)というものがあって、試合前に、それぞれのチームがどの色のユニフォームを着用するか?などを確認するための会議があるぞ。
1試合で、ユニフォームは4種類(2種×2チーム)あるわけだから、それぞれが分かりづらくないというのが最重要ポイントになるな。
ということで、最終的にどちらのユニフォームを着てもらうかの決定権は審判にあるってことだ!
第5条 ユニフォームへの表示
ユニフォームに表示できるものは、チーム識別標章(チーム名、チームエンブレムもしくはその両方)、 選手番号、ホームタウン名又は活動地域名、選手名、広告及び製造メーカー識別標章(製造メーカー名もしくは製造メーカーロゴマーク)とする。
第5条はかなり重たいぞー!でもここが、公式戦対応のユニフォームを作るときのポイントになる箇所だ!
エンブレム、番号、チーム名、個人名、ロゴなどの掲載方法について説明してあるぞ。
これを間違えてしまうと、ユニフォームの作り直しなんてことになりかねないから、要注意で読み進めてくれー!
(1)チーム識別標章
シャツには、チーム識別標章を必ず表示しなければならない。シャツ以外へのチーム識別標章の表示は任意とする。チーム識別標章を付する場所及びサイズは、次のとおりとする。
① シャツ(必須)
ア.場所、サイズ
(ア)チーム名を表示する場合
- 場所:前面
- サイズ:300㎠以下
(イ)チームエンブレムを表示する場合
- 場所:胸
- サイズ:100㎠以下
イ.併置 チーム名とチームエンブレムは併置することができる。
ここからは埼玉県桶川市で活躍してるフットボールクラブ、ユニオンFCのユニフォームを使って、エンブレムやチーム名などについて説明していくぞ!
まず、チーム識別表彰っていうのはつまり、以下の2つのことだぞ。併置という言葉はこの後も出てくるから覚えておいてくれよな!
ア.チーム名を表示
場所:前面
サイズ:300㎠以下
イ.チームエンブレムを表示
場所:胸
サイズ:100㎠以下
イ.併置チーム名とチームエンブレムは併置することができる。
ア.チーム名300㎠以下
イ.チームエンブレム面積100㎠以下
② ショーツ(任意)
ア.場所、サイズ
(ア)チーム名を表示する場合
- 場所:左右どちらかの前面に一ヶ所
- サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
(イ)チームエンブレムを表示する場合
- 場所:左右どちらかの前面に一ヶ所
- サイズ:50㎠以下
イ.併置 チーム名とチームエンブレムは併置することができる。ただし、ショーツの左右どちらか同じ側に表示するものとする。
今度はパンツ(ショーツ)だ!基本的にはシャツと似てるぞ。エンブレムとチーム名、両方一緒に配置するときは、同じサイドにつけないといけないんだな!
それと、今さらだが規定の中では、パンツのことを「ショーツ」と呼んでいるんだ。これは一度覚えればすぐ見慣れるはずだ!
チームエンブレムを表示
サイズ: 50㎠以下
チーム名を表示
12㎠(縦2㎝)以下
チーム名とエンブレムの併置どちらも同じ側にあるのでOK
チーム名とエンブレムの併置左右どちらか同じ側でないとだめなため、NG
▲チーム名
12㎠(縦2㎝)以下
▲エンブレム
左右どちらかの前面に一ヶ所50㎠以下
③ ソックス(任意)
ア.場所、サイズ
(ア)チーム名を表示する場合
- 場所:左右に一ヶ所ずつ
- サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
(イ)チームエンブレムを表示する場合
- 場所:左右に一ヶ所ずつ
- サイズ:50㎠以下
イ.併置 チーム名とチームエンブレムは併置することができない。
今度はソックスだ!ソックスにも厳密なルールがあるぞー!シャツ・ショーツと違って、併置(両方)ができないので注意が必要だぞ!シャツとショーツにどう配置したかを加味して、どちらにするのがバランスが良いかを決めるんだ。
こうやって比べてみると、シャツ・ショーツ・ソックスで全然違うことが分かっただろう?同じ併置でもそれぞれ細かいルールがあるんだ。これを堅苦しい文字だけで理解するのは難しいよな!
チーム名を表示
場所:左右に一ヶ所ずつ
サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
チームエンブレムを表示
場所:左右に一ヶ所ずつ
サイズ:50㎠以下
チーム名とエンブレムの併置はNG
▲チーム名
場所:左右に一ヶ所ずつ
サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
▲エンブレム
場所:左右に一ヶ所ずつ
サイズ:50㎠以下
④ GKグローブ(任意)
ア.場所、サイズ
(ア)チーム名を表示する場合
- 場所:左右どちらかに一ヶ所又は両方に一ヶ所ずつ
- サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
(イ)チームエンブレムを表示する場合
- 場所:左右どちらかに一ヶ所又は両方に一ヶ所ずつ
- サイズ:50㎠以下
イ.併置
チーム名とチームエンブレムは併置することができない。
今度はゴールキーパーのグローブだ!こんなところにもルールがあるって、ちょっと意外じゃないか!?俺はちょっとびっくりしたけど、確かにこんな細かい部分もルールが必要だな!ここでもポイントになるはやっぱり「併置」だな。
左手のみ、OK
右手のみ、OK
両手、OK
エンブレムとチーム名は両方一緒に配置することができない!
▲チーム名
場所:左右どちらかに一ヶ所又は両方に一ヶ所ずつ
サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
▲エンブレム
場所:左右どちらかに一ヶ所又は両方に一ヶ所ずつ
サイズ:50㎠以下
⑤ GKキャップ(任意)
ア.場所、サイズ
(ア)チーム名を表示する場合
- 場所:任意
- サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
(イ)チームエンブレムを表示する場合
- 場所:任意
- サイズ:50㎠以下
イ.併置 チーム名とチームエンブレムは併置することができない。
最後はゴールキーパーのキャップだ!これは任意のアイテムにもかかわらずルールがあるんだ。併置以外であれば割りと自由がきくな。
場所は特に決まりなし
場所は特に決まりなし
場所は特に決まりなし
エンブレムとチーム名は両方一緒に配置することができない!
▲チーム名
場所:任意
サイズ:12㎠(縦2㎝)以下
▲エンブレム
場所:任意
サイズ:50㎠以下
(2)選手番号
シャツの前面及び背面には、選手番号を必ず表示しなければならない。選手番号は、服地と明確に 区別し得る色彩(服地が縞柄等であって明確な識別が困難なときには、台地を付ける)かつ判別が容易なサイズのものでなければならない。選手番号を付する場所及びサイズは、次のとおりとする。
次は、番号だ!ここも注意が必要だぞー!
番号の色や大きさには厳密な決まりがあって、万が一小さい番号をつけたユニフォームを作ってしまうと、試合に出られないなんて場合もあるからな!あと、ユニフォームが黄色で、番号がオレンジといったように同系色だと見づらくてNGになっちゃったりするから気をつけてな!
番号の色彩
番号が見づらいためNG
番号が容易に識別できる
番号がシャツの柄と明確に識別できないためNG
台地をつけて、容易に識別できる
番号は識別できるが容易ではないため、確認が必要。当店ではオススメしません。
台地をつけて、容易に識別できる
① シャツ前面(必須)
場所:任意
サイズ:縦10㎝-15cm
まずはシャツの正面の番号からだ。
- 胸番号は絶対必要
- サイズは高さ10-15cm
- 場所は特に決まりなし
っていうのがシャツ前面の番号の3大ルールだぞ!
シャツ前面(番号必須)
場所は特に決まりなし
サイズは高さ10-15cm
場所は特に決まりなし
サイズは高さ10-15cm
場所は特に決まりなし
サイズは高さ10-15cm
番号の高さが足りず、規定内のサイズではない
番号の高さが足りず、規定内のサイズではない
前面の番号がない!
② シャツ背面(必須)
場所:中央
サイズ:縦25㎝-35cm
次は背番号だ!サッカー・フットサルプレーヤーなら、背番号の色、形、位置がユニフォームの格好良さを左右することは百も承知だよな!それくらい背番号は重要だ!
背番号の決まりは、
- 背番号は絶対必要
- 高さ25cm-35cm
- 位置は中央
という感じだな。前面と違って「中央」という位置の指定があるんだ。
番号の色彩
高さ25cm
大人サイズは、このくらいがベストバランス
高さ35cm
規定はOKですが、大きすぎてかっこ悪いので、当店ではオススメしません
これはありがちなNG例
高さが25cm未満
番号が中央にない
背番号がない!
③ ショーツ(任意)
場所:前面の左右どちらかに一ヶ所
サイズ:縦10㎝-15cm
ショーツ(パンツ)番号、実は無くても大丈夫って知ってたか!?これは任意なので、マーキング代金をおさえるために、パンツ番号を無しにするというのも1つの方法だな!でも、うちのお店では、パンツ番号をいれることをお勧めしてるぞ!理由は単純、その方がかっこよいからだ!それに、ほとんどのチームオーダー昇華ユニフォームでマーキング料金が無料だぞ!
ショーツ前面(番号任意)
パンツ番号無し
前面の左足に番号の高さ10cm
前面の右足に番号の高さ10cm
前面の右足に番号の高さ15cm。でも当店ではこの大きさはオススメしません
背面に番号はNG
④ GKグローブ(任意)
場所:任意
サイズ:縦2㎝以下
次は、キーパー(ゴレイロ)グローブにつける番号だ!ショーツと同じく任意、つまりつけてもつけなくても良いんだ。ただ、チームメイトと同じ色・同じ書体で番号を入れた方がプレーに気持ちも入るよな!「縦2cm以下」というルールだけ守ればOKだ!
GKグローブ(番号任意)
場所は特に決まりなし
グローブ番号なし
縦2cm以下
番号は整数の1から99を使用するものとし、0は認められない。登録選手が100名以上の場合は100以上の番号の使用が認められるものとする。ただし、公式競技会に登録する際の選手番号については、 当該競技会規程に定めるところに従うものとする。第4種のチームや身長150cm以下の選手等が着用する小さいユニフォームの場合は、サイズを適宜縮小することができる。
次は番号だ!これまでは、番号の位置についての説明だったが、いよいよ番号の形・桁数とか詳しい内容の説明だ!
まず、0(ゼロ番)というのはNGだぞ!それから3桁の番号も例外を除いて、基本的にはNGだ
ジュニアサイズ(小学生や150cm以下の場合)は番号サイズが小さくなってもOKと書いてあるけど、背番号は高さ●●cmにしてくれとか具体的なサイズの指示は書いてないんだ。「適宜縮小」っていうちょっと曖昧な表現だぞ。
ボアスコンプラスでは、百戦錬磨のメーカーに任せてるから安心だぞ!
シャツ背面(番号必須)
背番号ゼロはNG
3桁の背番号はチームの登録人数が100名以上の場合のみOK
2桁の99番はOK
ジュニアサイズのユニフォームの番号が小さい。容易に識別できる大きさであればOK
(3)ホームタウン名又は活動地域名 ホームタウン名又は活動地域名の表示は任意とする。ホームタウン名又は活動地域名を付する場合 の場所及びサイズは、次のとおりとする。
① シャツ
場所:袖のどちらか一方又はシャツに表示したチーム識別標章の周辺
サイズ:50㎠以下
今度は活動エリア名を掲載するときのルールだ。たとえば、埼玉県で活動するチームで、SAITAMAとシャツの袖に入れるのはOKとされてるけど、掲載する場所とサイズにルールがあるぞ。
右袖に、50㎠以下
左袖に、50㎠以下
左袖に、漢字でホームタウン名を表記。サイズは50㎠以下
背中に地域名
胸に大きく地域名
(50㎠を超えるサイズ)
5-1-1であった、チーム識別標章の近くなら前面でも掲載OK
もちろんサイズは50㎠以下が条件!
(3)選手名
選手名の表示は任意とする。選手名を付する場合の場所及びサイズは、次のとおりとする。
① シャツ
場所:背面の選手番号の上(当該箇所に広告掲示がある場合は、選手番号の下)
サイズ:縦7.5㎝以下
今度は選手の個人名だ!選手の名前がはいってるほうが、より一層オンリーワン感も出て、ユニフォームへの愛着も更に高まるからな!選手名にも色々と決まりがあるぞ。
シャツの場合、文字のサイズは高さが7.5cm。横幅じゃないからな!番号や名前は基本的に縦のサイズが基準だ。
プロサッカーチームでよく見かける、背番号の下に名前を入れるのも、OKなケースとNGなケースがあるから気をつけてくれよな!
個人名をシャツの袖に
個人名をシャツの正面に
背中上部、背番号の上に縦7.5cm以下で
選手番号の下に配置
背番号の上に、広告申請を出してあるスポンサーロゴがある場合のみ、背番号の下でOK
② GKグローブ
場所:任意の場所に一ヶ所
サイズ:縦2㎝以下
③ キャップ
場所:任意
サイズ:縦2㎝以下
GKグローブと、GKキャップにも選手名を表示できるぞ!
両手に個人名
1ヵ所に、縦2cm以下
高さが2cmを超えるサイズ
高さ2cm以下のサイズ
(5)広告
広告を掲示する場合は、本規程第6条から第8条による。
スポンサーロゴ、広告についての規定はまた後から出てくるぞー!っていうで一旦ここは飛ばしておくぞ!
(6)製造メーカー識別標章 製造メーカー識別標章の表示は任意とする。製造メーカー識別標章を付する場合の場所及びサイズ は、次のとおりとする。
製造メーカー・製造メーカー識別標章とは、ユニフォームのメーカーのこと。うちの取り扱いブランドでいうと、agrina(アグリナ)、goleador(ゴレアドール)、dalponte(ダウポンチ)、Spazio(スパッツィオ)、penalty(ペナルティ)、GAViC(ガビック)……など色々とあるな。そのロゴの大きさや掲載場所にも決まりがあるぞ。
これは、商品を買ってくれるユーザー向けというよりも、メーカーの人たちに向けた情報だな!でも知っておいて損はないから確認しておこう!
① シャツ
ア.前面
表示できるもの:製造メーカー名又は製造メーカーロゴマーク(以下「ロゴマーク」という)
場 所:胸に一ヶ所
サイズ:20㎠以下
シャツの前面のロゴ。これはとってもシンプルだ!
- 場所:胸に1つのみ。
- サイズ:20㎠以下
この2つだけ、簡単だな!
ここでは、アグリナのロゴを参考に説明するぞ!
20㎠以内で配置
20㎠以内で配置
20㎠を超えるサイズ
背中に配置
縦2.7cm
幅7.4cm
このロゴの場合は、7.4cm x 2.7cmが最大サイズ。19.98㎠になる
縦5.1cm
幅3.8cm
このロゴの場合は、5.1x3.8cmが最大サイズ
縦長、横長、正方形など、特に決まりは無しだ。
ロゴの総面積が20㎠以内であれば問題なしだぞ。
ロゴにフチがはいったりするときは、フチの大きさも入れたサイズになるから気をつけてな!
でもこの辺はメーカーが良くわかってるから、メーカーに任せておけば大丈夫だ!
イ.その他 表示できるもの:ロゴマーク
場 所:両肩又は両脇又は両袖口のいずれかに一ヶ所
サイズ:幅8㎝以下
形状:以下のいずれか
(ア)単独のロゴマークを一ヶ所のみ配置
(イ)
Ⅰ.同一のロゴマークを連続的に配置(各ロゴマーク間の距離は最大2㎝とする)
Ⅱ.帯状のロゴマーク
この部分は、2017年の改正時に見直しをされた重要ポイントだぞ。ここをクリアできなくなったチームが、一気にユニフォームを作り直すことになってしまったんだ。
ボアスコンプラスのお客さんでも、以前作った規定内のユニフォームがこの改正によりNGになってしまった例も多かったぞ。
ここで注意が必要なのが、ロゴマークという名称と、製造メーカー名という名称の違いだ!ここを間違えると大変なことになるぞ!
袖のagrina の文字が2017年の改正でNGに
製造メーカー名
(文字ロゴ)
製造メーカー名
(文字ロゴ)
ロゴマーク
端的に言うと文字が入っているかどうかが分かれ道だな!文字がないものは、ロゴマークとして両袖に入れることができるんだ!入れていい場所は、両肩、両脇、両袖口だ。
ロゴマーク1ヵ所
幅は8cm以下
ロゴマークを連続配置
幅は8cm以下
ロゴとロゴの間隔2cm以下
帯状のロゴマーク
幅は8cm以下
文字ロゴはNG
文字ロゴはNG
幅8cm以下
(ア)単独のロゴマークを一ヶ所のみ配置
間隔2cm以下
幅8cm以下
(イ)Ⅰ.同一のロゴマークを連続的に配置
(各ロゴマーク間の距離は最大2㎝とする)
幅8cm以下
(イ)Ⅱ.帯状のロゴマーク
この3本線!(写真は2009年)
この帯状のロゴマークっていうのが、ナショナルブランドのadidas(アディダス)の3本線も影響があったっていう話だぞ。
「アディダスの3本線がユニフォームの袖に入っているのは、あれはロゴだ!なんで、うちのブランドはロゴをいれたらだめなんだ!?」というような感じの話があって、帯状のロゴマークがOKになったっていう話だぞ!
② ショーツ
ア.前面又は背面
表示できるもの:製造メーカー名又はロゴマーク
場所:左右いずれかに一ヶ所
サイズ:20㎠以下
ショーツ(パンツ)の場合、製造メーカー名又はロゴマークを後ろに配置してもOKだ!
前面右足に1ヵ所
20㎠以下
前面左足に1ヵ所
20㎠以下
背面右足に1ヵ所
20㎠以下
背面左足に1ヵ所
20㎠以下
20㎠を超えるサイズ
市販されてるような大きなロゴの入った商品
イ.両腰脇又は両裾
表示できるもの:ロゴマーク
場所:両腰脇又は両裾いずれかに一ヶ所
サイズ:幅8㎝以下 形状:以下のいずれか
(ア)単独のロゴマークを一ヶ所のみ配置
(イ)
Ⅰ.同一のロゴマークを連続的に配置(各ロゴマーク間の距離は最大2㎝とする)
Ⅱ.帯状のロゴマーク
ショーツのサイドへのプリントについて、これはシャツの両袖の時と一緒だ!パンツも基本的にはシャツと同じようルールだぞ!
また、脇ではなく裾にも同様にすることが可能だ!
ロゴマーク1ヵ所
幅は8cm以下
ロゴマークを連続配置
幅は8cm以下
ロゴとロゴの間隔2cm以下
帯状のロゴマーク
幅は8cm以下
文字ロゴはNG
文字ロゴはNG
③ ソックス
ア.任意の場所
表示できるもの:製造メーカー名又はロゴマーク
場 所:(a)左右一ヶ所ずつ、又は(b)左右二ヶ所ずつ
サイズ:(a)各20㎠以下、(b)各10㎠以下
イ.上端
表示できるもの:ロゴマーク
サイズ:幅5㎝以下
形 状:以下のいずれか
(ア)単独のロゴマークを一ヶ所のみ配置
(イ)
Ⅰ.同一のロゴマークを連続的に配置(各ロゴマーク間の距離は最大2㎝とする)
Ⅱ.帯状のロゴマーク
次はソックスだ! 意外と規定が複雑なんだ。シャツとパンツに注意が行きがちだが、ソックスもかなり重要だからチェックしておいてくれよな!
まず「任意の場所」か「上端」かを選ぶ必要がある。それから、任意の箇所の場合はメーカー名かロゴマークを選べる、上端の場合はロゴマークのみ、という違いもある。そして場所や数によって、マークの大きさの指定も違う。実は一番ややこしいかもしれないぞ!
左右1ヵ所づつ
20㎠以下
左右2ヵ所づつ
10㎠以下
上端に帯状のロゴマーク
幅5cm以下
上端にロゴマークを連続配置。幅5cm以下。ロゴの間隔は2cm以下
上端にロゴマークを1ヵ所。幅5cm以下
④ GKグローブ
表示できるもの:製造メーカー名又はロゴマーク
場所:左右の任意の場所に一ヶ所ずつ
サイズ:各20㎠以下
今度はゴールキーパーのグローブだ! これはシンプルだぞ。メーカー名またはロゴマークのどちらか一方、左右に各20㎠以下で入れることができるんだ!
左右1ヵ所づつ20㎠以下
左右1ヵ所づつ20㎠以下
ロゴマークと文字ロゴ2箇所への配置はNG
⑤ キャップ
表示できるもの:製造メーカー名又はロゴマーク
場所:任意の場所に一ヶ所
サイズ:20㎠以下
GKが使用するキャップ!これもシンプルなルールだ。簡単だろ!
1ヵ所に20㎠以下
1ヵ所に20㎠以下
ロゴマークと文字ロゴ2箇所への配置はNG
20㎠を超えるサイズ
(7)その他
① 大会マーク及びキャンペーンマーク等
本条1項の規定にかかわらず、本協会又は公式競技会主催者が指定した場合、大会マーク及びキャンペーンマーク等を表示することができる。当該大会マーク及びキャンペーンマーク等を表示する場合の場所及びサイズは、次のとおりとする。
シャツ
場所:任意
サイズ:50㎠以下
これは、参加する大会ごとの指定のローカルルールがあったらそれに従ってくれ!ということだな。サイズは50㎠っていう決まりはあるけど、あとはそこまで決まりはないぞ。
② チームエンブレムを選手番号(シャツ背面)の中に含める場合
本条(1)①に加え、チームエンブレム(サイズ5㎠以下)をシャツ背中の選手番号中に表示することができるものとする。ただし、製造メーカー識別標章を含むその他の模様や文字等を表示することはできない。
番号にチームエンブレムを入れることもできるぞ!かっこいいよな!ただ、特例みたいなものでその分注意事項も多く間違えやすいから、十分に注意をしてくれー!番号で失敗するとすべて作り直しだからな!
ざっくりまとめると「シャツ」の「背番号」の中に「チームエンブレム」を掲載することのみOK、ということだ!
背番号にチームエンブレムを表示。5㎠以下
背番号にチーム名を表示
背番号にメーカーロゴを表示
胸番号にチームエンブレムを表示
パンツ番号にチームエンブレムを表示
③ キャプテンアームバンド
キャプテンアームバンドには、チーム識別標章、選手番号、ホームタウン名、活動地域名、選手名、広告及び文字等を表示することはできない。ただし、製造メーカー識別標章及び「C」「Captain」「キャプテン」等のキャプテンであることを意味する文字については、50㎠以下のサ イズ(並置する場合も含む)でこれを表示することができる。
キャプテンマークにも決まりがあるぞ!ロゴの大きさ、文字の大きさにも決まりがあって、選手名を書いたり、番号を書いたりするのはNGなんだ!
OKなのは、
- キャプテンを意味する文字
- メーカーロゴ
この2つだけだぞ!並置もOKだ!
チーム識別標章
チーム識別標章
選手番号
ホームタウン名/活動地域名
選手名
広告or文字
メーカーロゴ50㎠以下
キャプテンを意味する文字50㎠以下
④ 各国代表チーム及びプロクラブチーム等のレプリカの着用の禁止
チームは、各国代表チーム及びプロクラブチーム等のレプリカを着用して公式競技会に出場することはできない。
憧れの日本代表のユニフォーム。スター選手や日本人選手も所属するヨーロッパのクラブチームのユニフォーム。かっこいいよな!でもそんなユニフォームは、公式戦では着用NGなんだな!
ただ、ボアスコンプラスならそういったかっこいいユニフォームをモチーフにした似ているデザインを提案することはできるから、是非気軽に相談してくれ!
代表チーム
プロクラブチーム
第6条 広告の掲示(1)-承認の手続き
第6条 〔広告の掲示(1)-承認の手続き〕
- チームは、当該チームが所属する都道府県サッカー協会に申請し、当該都道府県サッカー協会及び本協会の承認を得なければならない。
- 前項の申請は、本協会所定の申請書に、スポンサーの名称、業種及び広告の内容、当該広告の体裁、 デザイン、色彩等の必要事項を記入の上、申請料を添えて当該チームが所属する都道府県サッカー協会に提出しなければならない。
- 前二項に基づき承認されたユニフォームの広告は、本協会の承認の日から当該登録年度の終了日まで有効とする。
ここからは広告の掲示・申請の話だ!
広告っていうのは要するにこんな感じだぞ
お世話になっている知り合いや親族の企業の広告を入れてせめてもの恩返しをしたい……理由はどうであれ、広告を付ける場合は、所属する都道府県サッカー協会に広告申請が必要なんだ!知ってたかー!?
1ヵ所につき、10,000円+税(1年ごとに)支払う必要がある。
しかもシーズンごとに広告申請の手続きが必要なんだ!申請をしたら許可書がでるから、試合会場には必ずその書類を持っていくようにしてくれな!
https://www.jfa.jp/registration/pdf/football/foo_form_03_1.pdf
申請手続き書JFAサイトURL
第7条 広告の掲示(2)-広告の様式
前条に基づく広告の様式は、次の条件によるものとする。
(1)広告は、極端にユニフォームから突出してはならず、危険性のない適切な素材でなければならない。
(2)広告の掲示は一ヶ所につき、一社のみとする。
(3)広告を掲示できる場所及びサイズは次のとおりとする。
- シャツ前面:選手番号の上部又は下部に300㎠以下
- シャツ背面:選手番号の上部又は下部に200㎠以下
- シャツ背面裾:裾に150㎠以下
- シャツ左袖:50㎠以下
- ショーツ前面左:80㎠以
広告は、1ヵ所につき1社のみ。サイズの指定もあるからな。JFA規定では、広告を掲載できるのは最多で5か所だ!
1.シャツ前面:300㎠以下
5.パンツ前面左:300㎠以下
パンツは左だけだ!右には広告は配置できないから注意してくれ
2.シャツ背面:200㎠以下
3.パンツ背面裾:150㎠以下
個人名が入る場合は、背番号と裾の広告の間だな!
4.シャツ左袖:50㎠以下
シャツの袖は左側だけだぞ。右袖には広告はいれられないからな!
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