残り4話

2018年07月09日

残り4話

進化論

筋書きのない、ドラマと例えるのなら、、、。
4年に一度のサッカーの祭典は、残り4話を残すのみ。

サッカー選手にとって最大の夢舞台。
ワールドカップがまさにフィナーレを迎えようとしている。

キャッチコピーを借りるのならば、【4年に一度じゃない、一生に一度だ】
だろうか。

この一生に一度のワールドカップ。
存分に楽しませてもらっている。

優勝予想のドイツが予選でまさかの敗退。
王国ブラジルの準々決勝での敗退。

思い返せば、4年前、ブラジル大会で衝撃的だったドイツの【縦に早く、力強いサッカー】の前にブラジル代表が完膚無きまでに叩きのめされた。
(自信はサッカー解説者でも評論家でも指導者でもないので、みたままの表現をさせてもらう)
ワールドカップ準決勝での、1-7というスコアはサッカー王国ブラジルをこの4年間でどんな姿に変えてくれるのか楽しみでもあった。
そして今大会、善戦はしたものの、内容を見れば、ベルギーに明らかに力負け。
ベスト8という実に不本意な成績なまま、大会をさることとなった。

前回大会ベスト4のチームを思い返してみると、優勝のドイツ、準優勝のアルゼンチン、3位オランダ、4位ブラジル、、、。
と見事に、前回ベスト4のチームは、姿を消すこととなった。
オランダに至っては、出場権も逃している。
前評判の高かったベルギー、フランスがベスト4に残り、クロアチア、イングランドといった云わば、ダークホースが残り2つ席を確保する形になった。
この4チームの中から、今回の優勝チームが出来るのは間違いない。
4年前、世界のトレンドとなったドイツの【縦に早く、力強いサッカー】は今回、どう進化したのか!?
強烈な個のタレントを抱えた(前評判では)アルゼンチン、ポルトガル、ブラジルが姿を消したベスト4の戦いはどのようなドラマをみせてくれるのだろうか。

全試合、ライブ中継がある今回は非常にありがたい。
是非とも、これは今後も続けてほしい。やはりスポーツはライブ中継に限る。
手堅い、戦いで予選を勝ち抜き、若さ際立つイングランド。(平均年齢はなんと26歳)
主力選手でも30代が数人しかおらず、この先、世界のサッカー界を席巻しえる集団は、前線に絶対的エースケインをおき、悲願のワールドカップ制覇を目指す。
ベスト4が出揃った時点で、優勝予想はクロアチア。(少し願望もこめて)
圧倒的な組織力で勝ち上がるクロアチアは、なんといってもキャプテンモドリッチの存在感。
ピッチ内で放つ躍動感溢れる姿とどこまでも勝利に貪欲な献身的な姿は、チームメイトに勇気を与える。
前線からのプレッシングはもはや芸術的で、クロアチア優勝の暁には、世界のトレンドがまた変わるのではないだろうか。
と密かに思っている。
ブラジルとの一戦。
日本戦とは明らかにギアを入れ替えたベルギーはもはや、ダークホースでもなんでもなく、優勝候補筆頭だろう。
ルカク、アザール、デブルイネ。
まさに超一流の3人のタレントを揃え、守備においては、守護神クルトワが調子を上げてきた。
圧倒的に個人技に優れた3人がとにかくチームプレーに徹する。
特に、身長190cm超え、圧倒的なスピードとテクニック、強烈なシュートをもつ、ルカクは、個人のエゴは捨てる。
とにかく、チームの勝利のためにどこまで戦うのだ。
悔しい日本戦での決勝ゴールも、ルカクが自分では打たず、ニアで倒れて味方に託す。
超一流選手がこれをやったらまさにチームにとっては、鬼に金棒ではないだろうか。
とにかく、バランスの取れたベルギーは初の栄冠を掴むことができるだろうか。
世界に衝撃を走らせたのは、フランスの【エムバペ】
正直、自分自身もこの大会前までは、名前は聞いたことがあったが、どんなプレーヤーなのか、いまいち掴めずにいた。
予選では、その鳴りを潜めていた19歳の若者は、決勝トーナメントのアルゼンチン戦。
圧巻の活躍をみせることとなる。
98年以来のフランス優勝となれば、この若武者の存在は伝説に成りかねない。
当時の優勝キャプテン、デシャン監督が束ねるこの若武者集団。
残り2試合、どんな姿を見せてくれるのだろうか。
メッシを完璧におさえた、カンテにも注目したい。

なにわともあれ、3位決定戦も含め、残り4試合となったロシアワールドカップ。

我々、サッカーファンにどんな景色とドラマを魅せてくれるのか。
一生に一度の戦いを見届けたい。

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