可能性を考える

2018年09月09日

可能性を考える

 

先日、ジャカルタ・アジア大会が閉幕した。
2年後の東京五輪を占う上では、前哨戦ともいえるこの大会。
日本のメダル獲得数は実に205個。内、金メダルは75個と飛躍した。
前回、2014年の仁川大会では、201個のメダルを獲得しているが金メダルは47個に留まっている。
中でも、今回大会MVPに輝いた競泳の池江璃花子選手は一人で6個の金メダルを獲得している。
若干、18歳の彼女は彗星の如く、アジアの王者となった。
圧巻の泳ぎを魅せる彼女の最大の強みは、大舞台でも常に平常心で普段通りの力を発揮できるところにある。
テニスの大坂なおみ選手もそうだが、今の女性アスリートは本当にメンタルが強い。
その裏づけにはやはり並々ならぬ、努力があることは間違いない。
彼女なら、本当に2年後の東京五輪で金メダルを総なめにすることが夢ではない気がしてしまう。
大きな可能性を感じる。

可能性で言えばもう一つ。
男子100m✖️4リレーである。
記憶に新しい、2016年リオ五輪での、堂々たる銀メダル獲得。
東京五輪では、金メダルが期待される。
これまで、トラックの花形競技で五輪での日本人メダリストなんてものは想像出来なかった。
昨今、日本特有のバトンリレーは他国の追随を退け、圧倒的に個人でのタイム差は負けているものの、勝負に勝ってきた。
このアジア大会、予選から圧倒的な力の差を魅せつけてぶっちぎりの優勝を飾った。
20年ぶりの快挙にも浮かれることなく、2年後の本番、東京五輪での金メダルを見据えていた。

正直なことをいえば、この競技で日本が五輪の金メダルを獲得できる日が来るなんてことは思ってもいなかった。
しかし、今回のアジア大会でのレース。
そして、昨今のこの活躍ぶりには、現実的に金メダルを期待せずにはいられない。

若い選手が多く、まだまだ個人のタイムを伸ばしていくことも出来る。
2年後の本番では、全員が9秒台。
も、夢ではないような気さえする。
可能性の先にある栄冠を掴み取ってほしい。
そして、その瞬間を迎えた時、新たな歴史が始まるのだ。
五輪が待ち遠しい。

そんなことを書いているうちに、一人の日本人アスリートがとてつもないことをやってのけた、、、。

大坂なおみ選手の全米制覇だ。
こんなことが現実に起こる日が来ると、これまた誰が想像したのだろうか、、、。
それも決勝の相手は、彼女が小さい頃から憧れたセリーナ・ウィリアムズだ。
準決勝、決勝と地元アメリカ選手を相手に完全アウェイの中で戦い、圧倒的な強さを見せつけた。
若干、20歳の新女王には容赦ないブーイングが浴びせられた。
そんな中でも、冷静さを保ち、真の力を魅せ付け、彼女は頂点に登りつめた。
以前の彼女なら苛立つようなシーンでも、今大会は冷静さを保ち、ピンチの時こそ、強気のサーブと、強気のブレイクショットで強豪相手に堂々の戦いぶりをみせた。

世界ランクも2年前は100位台で、今もまだ19位。
この優勝で一気に1桁台まで、上がるだろう。

可能性の塊だ。
惜しくも錦織選手はベスト4で敗れてしまったがm男女揃っての4大大会ベスト4は初でもある。
テニス界もこれから目が離せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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