フットサル大会情報。チームのレベル、目的にあった大会の探し方

フットサル大会

シューズもウェアもボールも、そしてチームのメンバーも揃った! いよいよ、フットサル大会へのエントリーです。
とはいっても、まずは何からやれば良いのでしょうか? レベルは? 参加場所は? 持ち物は? 注意する点は? フットサルの大会参加にあたってのポイントをまとめました。

日時・レベル・場所を決める

まずは、大会の開催日時を調べることをおすすめします。人数が集まってから、という方法ももちろんありますが、フットサル人口が増える昨今、大会は早めに満席になってしまうことも頻繁にあります。だいたい1か月半~2か月前に選び始めれば、選択肢も多く予約できる可能性も高まります。そして、どのレベルの大会に出るかも大切です。未経験者が多いチームが「ビギナーレベル」の大会に出ると、対戦相手もふくめお互いに楽しめない結果となりますし、戦術練習も頻繁に行っている熟練チームが「ウルトラビギナーレベル」に出場するのもいただけません。楽しむことが目的の民間のフットサル大会における"レベル"分けは非常に曖昧で難しく、蓋を開けてみないと=当日キックオフしてみないと分からないことが多いです。「ウルトラビギナー」に参加したのに、明らかに「ビギナー」レベルのチームが圧倒的強さで優勝したり、「オーバー30チーム」に20代?と思われる人が参加していたり、ということも無いとは限りません。もし不安であれば口コミを参考にしたり、レベル分けを細かく行っている大会にエントリーしたりするなどしましょう。

また、大会が開催されるフットサルコートの会員であるか非会員であるかによって参加料も変わります。会員の方が10~20%程度、参加費が安くなります。「個人」というより、「チーム」として会員になるケースが多いので、以後も頻繁にそのコートを利用するようであれば会員になっておいて損はないでしょう。

場所に関しては、合宿などで地方への遠征をしない限りは、メンバーが参加できるエリア内で決めることがほとんどだと思いますが、駅から近いとやはり便利ですよね。最近は駅ビルの屋上にフットサルコートがある「徒歩0分」のコートもありますので、アクセス重視で選ぶのもポイントかもしれません。大会によっては、優勝・準優勝の副賞や参加賞として駅ビル内や近隣施設で使える飲食割引券を配布しているケースもありますので、大会前に打ち上げ(反省会?)の予約も忘れずに。
また、Jリーグのスタジアム内で行われる大会もあります。普段は立ち入ることのないピッチでプレーできるチャンスもありますので、そういった情報も見逃さないようにしましょう。それから、車で行く距離にあるコートでは、駐車場の広さを確認しておきましょう。場合によっては「1チーム2台まで」と指定されている場合もありますので、上限を超える場合は近隣のコインパーキングも調べておくことが大切です。

参加人数・メンバーを決める

5人以上揃わないと大会には出れないので、メンバーが集まることのできる候補日時を決めましょう。最近では平日昼間や夜間に開催する大会も出てきていますが、一般的には土日、祝日の午前~夕方にかけて開催される大会が多いのが現状です。2~3時間、4~6試合程度が一般的です。5人以上集まれる候補日を2~3日最低5人いれば試合に支障はありませんが、1日数試合こなすなかで疲労回復のためや思わぬ負傷などにそなえ交代要員も考えておくのが無難です。5人ギリギリで参加するチームもあれば、1チーム7~8人のチーム、中には5人を丸々交代させることができるよう10人で臨むチームもいます。私(100大会以上に参加)の経験上、5名で参加した大会は体力的にきつく、また逆に10名で参加した大会は出場時間が減り消化不良の印象があります。7~8名だと適度に交代することもでき、満足いくパフォーマンスができました。もちろんチームの戦術や集まったメンバーのレベルによりますので、そこはメンバー同士でじっくり話し合って決めましょう。

5人以上の参加が確定した時点で、早目の大会エントリーをおすすめします。万一、欠員が出て参加が難しくなった場合は、多くの大会では2週間前までであればキャンセル料無しでの辞退が可能です。それ以降になると、開催日に近づくにつれてキャンセル料が発生するか、返金ができなくなりますので注意してください。

「参加条件」を提示している場合は、それを満たしているかも重要です。具体的には、「ミックス」を条件としている場合、男女混合チームでの参加が必須ですが、「女性2名以上」「女性1名以上」「登録は女性2名以上、ピッチでのプレーは女性1名以上」のように大会により異なります。ほかには「オーバー●」(●は年齢)というように年齢で縛りを設けている大会も多くあります。基本的には規定の年齢以上のメンバーしか参加できず、身分証の提示が必要な場合もあります。ただ、中には「チームの中に3名以上●歳の人がいる」というようなパターンもあります。当日、会場入りしてから条件が揃わず辞退、といった残念な結果にならぬよう、不明点は主催者に確認しておきましょう。

大会の持ち物

大会当日の持ち物として、ユニフォームやシューズは言わずもがなですが、意外と持参しない人が多いのが「レガース(すねあて)」です。ほぼすべての大会でレガースの着用が義務付けられており、着用していない場合は出場することができません。会場となるフットサル場で購入できることもありますが、持っている場合は持参することをおすすめましす。それから、フットサルボールもチームで最低1個は持っていくのが無難です。試合前のアップ時間や会場によっては練習用のコートを解放してくれる場合もあり、空き時間に練習することができます。その際に、主催者側が各チームに1個、ボールを貸してくれることもありますが、貸し出してくれない場合もあります。(最近では貸し出しをしていないケースの方が多い印象があります)その場合、試合になって初めてボールに触れるということになってしまいます。万全の態勢で試合に臨めるよう、ボールも持参しましょう。

フットサルだけでなくすべてのスポーツに言えることですが、無いに越したことないのものの、やはり「ケガ」はつきものです。応急処置の道具は主催者側で準備してくれていますが、大きなケガの場合は病院に行くことになります。万一に備え、保険証は必ず持参しましょう。筆者の経験では、小さいケガとして、膝を擦りむいたり、ツメが剥がれてしまったり、また大きいものでは転倒し脳震盪を起こしたり、骨折により救急車で運ばれることも目にしています。最近ではケガをした場合だけでなく、ケガをさせてしまった場合に適用となるいわゆる「スポーツ保険」も登場しています。大会によっては、加入を推奨していて、保険会社のリンクを掲載しているケースもあるので、心配であれば任意で加入しましょう。

本サイトにもフットサルコートの一覧を掲載しています。東京だけでも100施設以上ありますので、ぜひチームに合った大会を見つけてくださいね。日本全国で優勝商品をかけてフットサル選手がしのぎを削って試合が開催されます。