時代と逆行するサッカースタイルの新座片山FC?

現在、女子の活躍も大きくなっているサッカーで、今後の活躍が益々期待されている少年団が新座片山FCです。負けて泣くな・勝って泣け・勝って歓喜の涙を流せというスローガンのもと、多くの少年たちがプレー技術に力を入れ、日々練習に励んでいます。

この新座片山FCの卒団生には現役選手として活躍されている方も多くいて、少年団の練習に参加するなどの交流を深め、技術を余すことなく少年団に指導してくれています。新座片山FCの功績は見事なもので、第36回の全日本少年サッカー大会では16年ぶり2度目となる優勝を飾ることができていて、球際の強さ・切り替えの早さなどが際立ち、全員サッカーで挑んだ結果、全国制覇を成し遂げ、多くのメディアの注目を集めています。

レベルの高さが際立つ新座片山FCには、厳しいと話題の指導者の存在があり、この指導者はもともと、体育教師であることから、普段の練習でペナルティーとして罰走などの厳しい指導を行い、遠征の際には勉学との両立を少年たちに行うなど、指導者と教師の両立でチームを支えてくれています。厳しい指導法や監督の鬼と書かれたシャツがトレードマークとなっていて、彼の指導と少年たちの日々の練習によって、力強いチームとして話題を集めています。

サッカーを通じて、健康で心豊かに少年たちが育つことや、社会性・積極性・創造性なども指導するように努めていて、勝ち負けだけではない指導ぶりが評判を集めています。この新座片山FCの魅力ともいえるのが、セットプレーです。全日本少年サッカー大会の際の先制点にもなる活躍をみせた選手の持ち味がロングスローで、他のチームと異なる武器により、対戦相手をほんろうさせることができています。ピッチ中央まで投げ込むスローインは、新座片山FCのもっとも得意とする技術の1つであり、コーナーキックと同じ威力を発揮していて、第36回の大会でもセットプレーが際立ち、逆行するフィジカル重視のサッカーは多くの話題をよんでいます。

チームの設立は昭和57年で、県内でも小さな街クラブでしたが、現在では、県内外から多くの少年たちが指導を受けに足を運んでいて、選手育成はもちろんのことながら、月に1回から2回ほどは高校にあるグランドを利用したスクールを開講していて、サッカーに興味を持つ未経験者をはじめ、他のチームでプレーしている少年たちにサッカーの楽しさを広げる活動も行ってくれています。