全日本サッカー全国大会でも有名な新座片山FC

新座片山FCは昭和57年に片山サッカークラブとして創立しました。平成5年には初めての全国大会出場でベスト16に輝いたのです。そして平成8年には全国大会で優勝を飾りました。卒団生の中には現役のJリーガーが3人いますし、元Jリーガーも3人、また元フットサル日本代表のキャプテンを務めていた選手もいます。

こちらは少年団なのですが、サッカーを通して様々なものを養うことも目的にしています。健康で心豊かな子供になること、社会性や積極性、創造性を養うこと、サッカーの技術の向上と共に全ての運動神経の向上も養うことの3つは指導する上での目標として掲げられています。団訓はやればできる、全てに全力を尽くせです。また昔はスポーツの部活動といえば怒鳴られることも多かったという覚えがある方も少なくないですが、現在はそういうことはかなり少なくなってきています。失敗すると怒鳴られるということで子供たちが萎縮してしまい、本来の力を出せなくなると考えられるからです。

新座片山FCでは幼稚園から小学4年生くらいまではサッカーを通して遊びながら学ぶということを行っていて、試合をするにしてもポジションは決められていません。また勝ち負けは関係なく、とにかく試合する楽しさを教えるようにしています。そして小学5、6年生くらいになるとそれに加えて勝負の厳しさも指導していくようにしています。また高学年になると技術面では止めるや蹴るといったボールのコントロール面を重視している他、メンタルを強くすることにも力が入れられています。とにかく負けるなということ、あきらめないこと、くじけないことなどはよく使われている言葉です。

さらに試合では例えファールをされたとしても倒れないようにするということも決められています。倒れてしまうのではなく、足をひっかけられても態勢をすぐに立て直して次の行動に移るというのが決められたルールになります。そして低学年と違って、高学年になると怒られるということも多くなります。これはこだわっている指導の仕方で、普段きっちりと叱っておくことで褒められた時の喜びも強くなり、のびていくということがあるからです。今では珍しい厳しい指導をしているからこその強豪チームともいえます。かといってぎすぎすとしたチームではなく、試合を離れればアットホームな雰囲気になるのも特徴です。3歳から小学6年生までの選手たちの練習場は分かれていますが、入団は随時受け付けられているので見学などをしてみるのも良いです。