雑草サッカーと表現される新座片山FCのサッカー

新座片山FCは、正式には新座片山フットボールクラブ少年団といい、熱く戦え!激しく戦え!倒れるまで戦え!を合言葉に、幼稚園児3歳から小学校6年生まで一貫指導を行っているサッカークラブです。

新座片山FCでは、小学校低学年まではサッカーを通して遊び、遊びながら学ぶことを重視しています。試合をしてもポジションは決めず、戦術も教えないで自由に試合に参加させ、勝ち負けにこだわらないで試合することの楽しさを教えています。このため、低学年の間の試合は勝負を意識しません。

負けることも多いですが、まずは今自分がやっていることが楽しいことなのだということを知り、実際にグラウンドに立ち、楽しむことができれば、それで十分なのです。しかし高学年になると、試合をする楽しさにプラスして、勝負の厳しさを教えていきます。勝つ喜びや負ける悔しさを教え、どうしたら勝てるのかを自ら考えさせ、目標に向かい頑張る心身を養うことを方針としていきます。負けて泣くな勝って泣け!勝って歓喜の涙を流せ!を指導目標に、選手一人一人が勝つために必要な練習を自らこなしています。

サッカーは流動性の高い競技です。状況により、選手に求められる役割は変わります。また、グラウンド上でその都度指導者から指示を仰ぐわけにはいきません。よって自ら考え、仲間と協力し、その時々に応じた戦略を自らが考える一定の型にはまらないチーム作りが個々の実力を伸ばし、結果的に勝利を導くのです。このため、練習はいつも活気にあふれ、指導者、選手ともに常に高いレベルを求めながらメニューをこなしています。常に勝つために何をすべきか、ということが選手の頭にはインプットされているため、明確な目標をもって練習に参加できるのです。また、新座片山FCは現役Jリーガーや元Jリーガーを多数輩出しています。このことからも、小さな頃からサッカーに慣れ親しみ、そして学年が上がるにつれて高い技術を身に着けていくことのできるサッカー少年団ということができます。

新座片山FCのサッカーは、雑草サッカーです。その辺の雑草や高速道路のコンクリートに生えるぺんぺん草のように、踏まれても踏まれても生えてくるような泥臭いサッカーです。決してカッコよさは求めません。そして常に本気で勝負しています。勝つために、フィジカル面でもメンタル面でも強くなり、そしてそれを勝負の世界で発揮していく。それが新座片山FCの真骨頂であると言えます。