熱いJ1

2018年05月08日

熱いJ1

いよいよ、ロシアW杯開幕まで1ヶ月を切ろうとしている。
出場各国では、まずは、23人の熾烈なメンバー争いが繰り広げられている。
ご多分にもれず、日本代表もその一つである。
しかしながら、他国とは台所事情が少々違う、、、。
前回も触れているが、日本代表に至っては、直前での「指揮官交代」があったことだ。
先日、前監督の来日会見があったわけだが、まあ、某協会には疑問しか残らない、、、。
今更、とやかく騒ぎ立てても仕方ないので、一サッカーファンとして、W杯を楽しむ。日本代表を応援するモードに切り替えることとした。

どんなメンバーになるのか。
それも楽しみの一つである。監督が代われば選手も代わるとは言ったもので、いわば、日本代表メンバーは「白紙」となったわけである。
客観的にみれば、、、。だが、、、。
白紙にはなったが、振り出しに戻ったわけではない。
それでも、その効果もあってかどうなのか。
とにかく今、J1が【熱い】。

W杯での中断期間を目前に控え、各選手のメンバー入りへの猛烈なアピールがひしひしと伝わってくる。
それはそうである。
選手にとって、まさにこれは千載一遇のチャンスなのだから。
それは試合の随所で感じ取ることができ、球際での激しさ、切り替えの早さ、攻守にわたるゴールへの執着心。
勝利への貪欲さ、どの試合でも、それらを存分に感じることができ、観ていて本当に面白い。

【熱い】。
要因はもう一つあって、あくまで、今日現在での、順位ではあるが、上位チームの顔ぶれがフレッシュだ。(13節終了時、全34節)
1位 サンフレッチェ広島(34)
2位 FC東京(26)
3位 北海道コンサドーレ札幌(25)※()内は勝ち点
その後に、セレッソ大阪(23)、川崎フロンターレ(21)、ジュビロ磐田(21)と続く。

参考までに、2017年の最終順位(上位)は、以下。
1位 川崎フロンターレ
2位 鹿島アントラーズ
3位 セレッソ大阪
まだリーグの1/3を経過したに過ぎないが、昨年の上位チームが苦戦を強いられている。
首位の広島、2位のFC東京に至っては、昨年は最後まで残留争いをしており、広島は勝ち点1差のギリギリで残留できたぐらいだ。
しかも、昨年の広島の最終勝ち点は【33】。
すでに、今シーズンその勝ち点を上回った。
なんといっても、その守備力は目を見張るものがある。
失点数はもちろん、現在のところは最も少ないわけであるが、その数値には驚きを隠せない。
13試合を終えて失点は【5】
敗れたFC東京戦以外は、2失点以上取られた試合はない、、、。
GKを含め、DFラインはこれまでの試合、ほとんどが固定された日本人4人で構成されている。(野上、水本、佐々木、和田、敬称略)
これまで、広島の生命線だった、3バックから今シーズンは開幕から4バックのシステムで戦っている。
野上選手は昨シーズン、MFで思うような活躍が出来なかったものの、城福監督へ交代してから、出場機会を増やし、DFとして躍動感溢れるプレーでチームの勝利に貢献する。
日本代表経験もあるGKの林選手は昨シーズン、出場機会を奪われ、控えに回ることが多かったが、今シーズンはこれまで抜群の安定感をみせる。
間違いなく失点5の立役者の一人である。
この安定した守備に加え、今シーズンは攻撃力にも磨きがかかっている。
上位に君臨する、FC東京にも共通していえることだが、FWに軸となる(点を獲れる)強力な外国人選手がいる。
広島で言えば、ガンバ大阪で活躍したパトリック選手、FC東京で言えば、柏レイソルで活躍したディエゴ オリベーラ選手。
それぞれ、8点、9点を挙げ、得点ランキングの1,2位つけている。
断トツで首位を走るサンフレッチェ広島。
この勢いがどこまで続くのか。目が離せない。

注目すべきは、3位までに与えられるACL出場圏内に、長年J2で苦しんでいたコンサドーレ札幌が食い込んでいることだ。
前浦和レッズの監督でもあるペトロビッチ監督の元、今期の札幌は完全に生まれ変わった。
攻守に渡って、バランスの取れた戦いぶりを魅せる札幌は、なんといっても、試合終盤での勝負強さが際立つ。
好調のチームを支える一人が、FWの都倉選手。
これまで5得点を挙げ、全体の得点ランキングでは8位につけている。
8位ではあるものの、後半残り時間少ない中で、試合を決定付けるような得点が多く、豪快なゴールシーンは強烈なインパクトを残し、脳裏に焼き付いている。同じく5得点を挙げているジュビロ磐田の川又選手と同様で、日本人離れした強靭なフィジカルで、ゴール前での【力強さ】【泥臭さ】を感じ、
それに加えて、【ゴールへの嗅覚】【ゴール前でのしなやかさ】を揃えたストライカーである。
W杯では、海外勢の強烈なフィジカルフィジカルコンタクトを受けることは間違いないわけであるから、FWでこういった選手をチョイスすることは大いに有りうる。是非、選んで欲しい選手の一人である。

他には、J1初昇格のV長崎は、予想以上の健闘ぶりだ。(こんなこというと長崎ファンに怒られてしまうかもしれないが、、、。)
どの試合でも全員がハードワークし、走行距離でも毎節、リーグの上位にいる。
大敗する試合もほとんどなく、まだまだ台風の目になりそうな存在でとても楽しみでもある。

5月31日W杯メンバー発表前にもう一度、更新があるので、次回は【是非、ロシアに呼んでほしい選手】の話題に続けたい。

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