戦う準備は、出来た。

2018年06月08日

戦う準備は、出来た。

注目チーム

4年に一度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップロシア大会がいよいよ開幕する。
今回、大本命といえるチームはなく、混戦必至の大会になるのではないだろうか。
これまで過去20回の大会の中で、優勝経験国は8カ国しかない。
南米のウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン、ヨーロッパのイタリア、ドイツ(西ドイツ含)、フランス、スペイン、イングランドのみだ。
最多はブラジルの5回、次に多いのはドイツ、イタリアで4回。
20回の大会中、実に半分以上が上記の3チームの手に優勝旗が渡っている。
近年の大会で言えば、どこの国が優勝してもおかしくないと言われ続けているが、その悲願を2010年にようやく果たせたのが、スペインだ。
バルセロナ、レアルマドリードといった世界屈指の強豪クラブの所属するスペインリーグがあるにも関わらず、ワールドカップ優勝には実に長い歳月を費やした。
ヨーロッパ選手権を制したことのあるポルトガルやオランダ、南米選手権を連覇したチリでさえ、ワールドカップの優勝はこれまで一度もない。
むしろ、南米、ヨーロッパ以外から優勝国が出たことはないのだ。
それだけ4年に一度のこの大会で優勝することが困難なことなのか。物語っている。
それどころか、近年はどこの国も力を付けてきているが故に、強豪国と言われる国でも、予選では苦戦を強いられている。
現に、優勝経験のあるイタリアはヨーロッパ予選のプレーオフでまさかの敗退をし、上記に挙げたオランダやチリも今大会の出場はない。
第1回から全ての大会に出場しているのは実にブラジルだけなのだ。
そんな中、今回栄光を掴むのは果たしてどこの国なのか。初優勝はあるのか。
注目したい。
個人的な予想を言えば、本命にはやはりドイツ、ブラジル。
初の栄冠を出来そうなのは、ベルギー、ポルトガル。
期待をしているのは、フランス。ダークホースは、アイスランド。
こんなところではないだろうか。

戦闘服

さて、ワールドカップは選手や観客にとっても楽しみな一大イベントではあるが、企業にとっても、非常に大きなマーケティングになっていることは間違いない。
その中でも注目されるのは【ユニホーム】
Jリーグ開幕時に掲載した時と同じように、出場32カ国をサプライヤー別で比較してみる。

最多は、日本代表も着用するadidas
開催国のロシアも含め、実に12カ国が着用する。
ロシア
ドイツ
アルゼンチン
ベルギー
スペイン
コロンビア
メキシコ
スウェーデン
エジプト
イラン
モロッコ
日本

次いで、強豪ブラジル、クリスティアーノ・ロナウドなどが契約する世界のNIKEは10カ国の選手たちが身にまとう。
ブラジル
ポルトガル
ポーランド
フランス
イングランド
クロアチア
ナイジェリア
オーストラリア
韓国
サウジアラビア
若者に絶大な人気を誇るNIKEはデザインも洗礼されていて、噂によるとナイジェリア代表のユニホーム(Football ZONE WEBより)は即完売したらしい。
確かに斬新でかっこいい。

次に、日本でも人気の高いPUMAが3カ国、UMBRO、それに近年注目が高いNew Balanceが2カ国ずつ。

PUMAは看板チーム、イタリアの敗退が非常に痛手となったのではないだろうか。
よって、
ウルグアイ
スイス
セネガル(直前のサプライヤー変更)
のチームに留まる。

UMBROはイングランド、スウェーデンといった強豪国が手を離れ、
ペルー
セルビア
の2カ国が着用する。

New Balanceは日本の強豪高校でも最近注目されており、先日のCL決勝で惜しくも敗退した世界屈指の強豪クラブリバプールなども着用する。
コスタリカ
パナマ
といったダークホースとなりうる2チームが着用。

センス溢れる独特のデザインが魅力のHummelはデンマーク
注目のアイスランドはerrea
キーパーグローブでは圧倒的なシェアを誇るuhlsportはチュニジア

ナイジェリアはもちろんかっこいいが、個人的オススメは、
フランス(ナイキ公式サイトより)とドイツ(アディダス公式サイトより)のホームユニホーム。
両国ともに、強豪国ならではの伝統を感じるユニホーム。
その洗礼されたデザインにもセンスを感じるが、フランスは国旗のトリコロールが印象的で、今回はブルーとネイビーの絶妙なバランスがフランスならではの品の良さを感じ取ることができる。

ドイツは、伝統の白を基調としたユニホームで、白と黒といういたってシンプルな色使いにも関わらず、クラシカルとモダンさを感じさせる。
伝統国の意地とプライド、意思の強さを感じる。

選手にとっては、戦闘服ともいえるユニホーム。
応援する我々も、なぜ選手と同じユニホームをみにまとい、観戦するのだろうか。
ユニホームには、それぞれの国に込められた熱い思いとメッセージが詰まっている。
国を代表する、言わば象徴のようなもの。だから共に戦うのだろう。

さあ、32カ国が戦う準備は整った。
国の栄誉と威信をかけて4年に一度の大舞台に挑む。

各国のユニホームに注目してみるのも、意外と面白いのではないだろうか。

 

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