2018年を振り返る(後編)

2018年12月17日

12月も半ば過ぎ、平成最後の年越しが迫ってきた。
そんな、年の瀬に、またもや、凄いニュースが飛び込んできた。
卓球のワールドツアーグランドファイナルで若干、15歳の張本智和選手が、最年少優勝を成し遂げた。
にわかに信じ難いこの事実を、どう受け止めるか。
こちら側がただただ驚いてしまう。
まだ中学生の張本選手は、今や世界ランク5位までのぼりつめ、堂々、世界トップ5に名を連ねた。
期待してしまう。
東京オリンピックに彼はどんな成長を遂げているのか。
そんなオリンピックでさえも、10代で迎えることとなる。
末恐ろしい、、、。
また、女子では、こちらも10代コンビ、伊藤美誠、早田ひなペアが圧巻の初優勝を成し遂げた。
卓球界は2018年を最高の形で締めくくった。

さて、本題に戻ろう。
7月の話題。
またいで、W杯。
ベルギー戦が行われたのは7月2日。
前編でも上げた通り、この日は、日本サッカー界にとっては忘れられない1日になった。
史上、最もベスト8に近づいた日であったことは間違いない。
この敗戦を、今後、日本サッカーがどう生かしていくのは、至上命題だろう。
この壁を乗り越えたとき、一体どんな景色がそこには見えるのだろうか。
楽しみに待っていたい。
W杯は、フランスの優勝で幕を閉じ、同時に若手、フランスの大躍進には、新たな時代の幕開けを感じさせてくれた。

8月、アジア競技大会がインドネシアのジャカルタで開催され、金メダル6個を獲得した、競泳の池江璃花子選手が大会MVPに輝いた。
アジアに敵ナシの彼女だが、世界での活躍にも大いに期待したい。
第100回記念、夏の甲子園は、圧巻の大阪桐蔭高校が春夏連覇を成し遂げた。
ドラフトでも注目を集めた根尾選手は4球団競合の末、中日ドラゴンズへの入団が決まった。
他にも、注目を集めた吉田選手や小園選手。
今年のドラフトは、期待値の高い選手が非常に多く、来年の開幕が楽しみだ。

9月、広島の三連覇。西武の10年ぶりリーグ優勝とプロ野球のシーズンが終わった。
そんな野球の話題も去ることながら、なんといっても9月はテニス界に衝撃的な出来事が起こった。
世界四大大会(全米、全豪、全仏、全英)で大坂なおみ選手が日本人としては初めての優勝を成し遂げた。
全米オープンでの優勝で、決勝では憧れ続けたセリーナ・ウィリアムズに勝つという、なんとも感慨深い優勝だった。
日本人が四大大会を制覇するときがこんなにも早く訪れるとは夢にも思わなかった。
彼女の言動も非常に注目を集め、多くの人たちを魅了した。

10月、新生サッカー日本代表は順調な滑り出しをした。強豪ウルグアイ相手にも競り勝ち、特に若手の活躍が目立った。
1月のアジア杯のメンバーも若手が中心となり、確実に進化を遂げている。
一方で、これまで長く、日本の女子卓球界を牽引してきた、福原愛選手が突然の引退を発表。
多くの国民愛された彼女も今や、30歳。
時代の流れを感じた瞬間でもあった。

11月、ソフトバンクが下克上をおこす。
リーグ2位からの日本シリーズで、セリーグ覇者の広島に競り勝ち、見事日本一の栄冠に輝いた。
パリーグの層の厚さを感じた。
メジャースポーツはこの時期になると、シーズン終盤を迎える。
二刀流で挑戦した大谷選手は、新人王を書獲得する活躍をみせてくれた。
一方で心配なのは怪我の具合だ。
オフに手術を受け、一刻も早い復活を期待したい。
大相撲では、貴景勝の見事な初優勝があったにも関わらず、またもや不祥事。
今度は、以前の被害者であったはずの貴の岩が暴行事件をおこし、そのまま引退。
なんとも、明るい話題の続かない大相撲界であった。
フィギュアスケートグランプリファイナルでは、紀平梨花選手が若干、16歳の若さで見事に優勝。
初出場での優勝は、あの浅田真央選手以来。
これまた新時代の幕開けを感じさせてくれた。

そして、12月は冒頭で述べた卓球界の明るい話題。

2018年も残すところ、2週間ちょっと。
10代選手の活躍が特に目立った年であったように感じる。

2019年、どんな明るい話題がスポーツ界を席巻するのか。
楽しみにしていたい。

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